警察署管理物件さまの消防設備点検の見積～小林消防設備　福岡県豊前市　全類消防設備士　第二種電気工事士　経営学修士～

福岡県豊前市の小林消防設備　全類消防設備士　第二種電気工事士　小林寮一です

警察署管理物件さまの消防設備点検の見積りについて

先月、警察署管理物件さまの消防設備点検の見積りに行ってきました

警察署さまより、会社に着信があり、電話をかけ直して、警察署管理物件さまの見積り依頼を受けました

他県・他市の警察署さまだったため、電話の際にご担当者さまに、「業者登録をしていないのですが大丈夫でしょうか」とお聞きした所、「自主点検なので大丈夫です」と言われ、後日見積りのため、担当者さまと共に現場確認をしました

現場確認の結果、下記の消防設備がありました

消火器18本、非常警報設備16台、避難器具6台

比較的新しい蓄圧式粉末消火器が数本ありましたが、内部点検が必要な製造後5年を経過した蓄圧式粉末消火器もありました

加圧式と異なり蓄圧式は、簡単に内部点検はできません

蓄圧式の内部点検はやろうと思えばできますが、日数(圧抜けがないことの確認等)とコスト(新しい粉末消火薬剤、充填、圧抜けがないことの確認期間中の代替え消火器設置等)がかかります

以上のようなことから、小林消防設備では製造後5年を経過した蓄圧式粉末消火器については、内部点検に相当する蓄圧式粉末消火器を更新し、内部点検対象の5年を経過した消火器については製造後10年を超えない範囲で予備消火器として設置していただくようにしています

小林消防設備では、2019年製の蓄圧式粉末消火器を1本税抜き￥3,500～で出していますので、内部点検をするより更新した方が圧倒的に安いです

蓄圧式粉末消火器の内部点検は、再充填後の圧抜けのリスクが常につきまといます

メーカーさまが厳しいリーク試験(漏れがないかどうかの試験)を行った消火器でさえ、ごく稀に蓄圧式粉末消火器で圧抜けをおこすケースが実際にあります

本来、圧抜けをおこす危険を十分に認識している現場の消防設備士が、内部点検の為とはいえ安易に蓄圧式粉末消火器の内部点検をすべきではないと私は考えています

蓄圧式粉末消火器は、内圧がなければ放射できず、消火器としての機能を果たすことはできません

圧抜けのリスクがあることが、蓄圧式消火器の最大の弱点です

蓄圧式消火器の場合、内圧を管理する指示圧力計が設置されているので、日常的に指示圧力計の圧力値が正常な緑色範囲内かどうか確認するくせをつけることが必要です

警察署のご担当者さまより、急ぎの物件であることは電話にて伝えられていたため、帰社後すぐに見積を作成しお聞きしていたFAX番号宛にFAXさせていただきました

点検自体は半日で終わるボリュームですが入居者さまのご都合(ベランダに避難器具や補助ベル)を考えると点検として丸1日取らないといけない、入居者のいらっしゃる可能性の高い土日に点検をしないといけない(入居者さまの不在の可能性の高い平日には点検は入れられない、平日に点検をしてもあまり意味はない)、点検日前までに点検内容を記載した書面を作成しポスティングしないといけない(当社では点検日の2週間前までに行います)、消火器は内部点検に相当する2本を更新しないといけない、消防用設備等点検結果報告書を作成し消防機関さまに届出が必要(担当者さまに確認し自主点検ではありますが消防機関さまに報告することを確認)等の条件を考慮し、点検料(消火器2本更新含む)を税抜き￥33,000で当社としてご提案させていただきました

FAX後すぐに電話にてご連絡がありました

残念な結果に終わりましたが、当社としては、今後もお客様のためにまっすぐに頑張っていきます

小林消防設備にお見積のご依頼をして下さり、ありがとうございました

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・乙種1類・乙種2類・乙種3類・乙種4類・乙種5類・乙種6類・乙種7類
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(乙種のみ)
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〔担当者〕
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消防設備保守点検・整備・工事業務
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防災教育業務
防災コンサルティング業務
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〔学位〕
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